2015/03/19
本日の対応例
(骨盤・股関節・尾てい骨の突出) |
都内から新規で20代男性がご来店くださいました。
(芸能人的なオーラのあるイケメンさんでした)
という日記の追記事項です。
このお客様は、お悩みポイントが上半身のみで
腰より下の悩みはまったくなかったのですが。
実際にお体を触らせて頂くと、
一番顕著にこわばっていたのが
具体的には『大腿筋膜張筋』でした。
じつは骨盤回り・股関節まわりにもポイントがあったということです。
▼大腿筋膜張筋
※赤く丸で囲んだ部分が特に硬くなっていました
他、仙骨・尾てい骨にも独特の歪みがありました。
仙骨というのは骨盤の後面中央にある、
背骨の土台となっている骨です。
仙骨・尾てい骨だけ取り出して左横から見るとこうなっています。
お尻側の方が弧を描いて丸くなっている。
前方←

→後方
この方の場合、こんな感じの形をしていました。
前方←

→後方
「ひょっとして、仰向けに寝るのはつらくないですか?」
(仙骨・尾てい骨が突出していると床・布団に強く当たるため)
とお聞きしたら、やはりYesとのことでした。
もう一つ、
「ひょっとして、ご自宅では床座りであぐらをかいていますか?」
とお聞きしたら、これもYesとのことでした。
ムラマサがなぜそうお察ししたかというと、、、
本当は、座るときは
骨盤の坐骨(下方へ出っ張った部分)が座面に対して
垂直に当たって欲しいのです。
例えばこんな感じ。
あぐらをかく場合でも、下記のように骨盤(坐骨)をしっかり
座面に立てるような座り方なら仙骨にダメージはありません。
それが、背筋を伸ばさないあぐら、
ふんぞり返ったあぐらだと。。。
(こんな感じになりそうですかね。簡易の説明写真で恐縮です)
本来床に当たらないはずの尾てい骨・仙骨が、
赤丸の部分でぐっと床から押し上げられ、
長年の生活を経てこういう形になったのではないか?
という推察です。
前方←

→後方
実は、このような仙骨・尾てい骨の形をしている方は
ちらほら来店されます。
この部分に矯正を加えるとその場で
『仰向けに寝るのがとても楽になった』という
感想を頂けるケースが多いです。
(2018/8/28追記:
上記のように、すぐにその場で効果が出やすい方は、
骨盤周り・仙腸関節に強い緊張がある場合のようです。
この後、仙腸関節にある程度の柔軟性がある方の対応をしたところ、
残念ながら「うーん、あまり変わらない」という反応になりました。
回数が足りないのか、そもそも難しいケースなのかは1度で判別が難しい。
あまり尾骨の出っ張りに対応した施術店=受け皿が無いため、
なんとか少しでも改善能力を高めたいところです。
努力してまいります。)
楽になる理由は、
仙骨のでっぱりが若干改善されるということと、
ガッチリ固まっていた仙腸関節が
緩みを持つことで、床・布団に尾てい骨が押し付けられる力が
弱まるから、というところかと思われます。
(尾てい骨の突出がひどく、極端に大きく改善したいとなると、
医療機関に相談して手術でもしないと難しいでしょう。
「そこまでではないが、手術しないで変えられる部分を変えたい」
という方は矯正を試してみるのがいいと思います。
仙骨の形の変化を出すのはさすがに難しいですが、
お客様によると、仰向けに寝る体感は見違えて変わるようです)
⇒お客様に頂いた声
▼ちなみに、仙腸関節とは赤丸で囲んだ骨の接合部です。
(余談ですが、ウチでこの矯正をするとき、
矯正する側の手はかなり痛いです。
矯正を受ける方はそうでもないですが。
施術者は頑張ってますよー(笑))
というわけで、以後あぐらで座るとき、
こんなイメージで座って頂くようお願いしました。
ここまでお読みくださったみなさんも、
あぐらの書き方には気を付けてくださいね。
仙骨のでっぱりが気になる方へ。
すでに行きつけの施術店がある場合、
当店が近くにない場合は、
そのお店の先生と相談して
是非是非施術を受けてみてください。
相談に乗ってくれると思います。
もし仙骨の出っ張りの矯正を
当店でお受けになりたい場合、
これのみの調整をご希望であれば、
一番短い15分6000円コースでも十分対応できます。
お悩みの方はご相談お待ちしております。
※ご検討の折にはご一読ください
⇒当店施術の同意事項
人間仰向けで快適に寝られることが
重要な健康の指標になります。
仙骨のでっぱり過ぎはこれを阻害しますので
チェックしましょう。
(仙骨のでっぱりは、寝たきりになるとき
褥瘡になりやすい場所なので、
有事&老後の備えにもなると思います)
~終わり~
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