※その他の関連ページも合わせてお読みください。
・歯の手技調整について
・歯列にかなり大きな乱れがある人の場合
(歯の手技矯正に関する補足解説)
当店WEBサイトの歯の調整に関するページををご覧頂いたお客様からメールを頂き、それに対して返信をしたものです。
(頂いたメールについては、プライバシー保護の意味もあり、ムラマサで文章の形を整形しました。内容はほぼそのままです。)
参考になればと思い掲載します。
【お問い合わせ内容】
『◆気になっていること
・歯並びが悪い
・一方の歯が八重歯
・下はきれいなアーチではなく、台形
◆歯科矯正での見積もり内容
・上顎に器具を装置して、左右に広げる
・それから3年ほどブリッジを装着しての治療
または
・4本歯を抜いての治療
◆問い合わせ内容
上記の通り、治療期間が大変長くとてもとても痛そうなのに尻込みしている。
インターネットで貴院のことを知ったが、歯の矯正は1回では難しいかと思われる。
通う場合、遠方からなので東京までの継続的な通いは難しいのだが、どうしたらよいか?
また料金については中級者上級など、どのコースを選択すればよいか?』
【返信内容】
ご連絡ありがとうございます。
ムラマサ骨格矯正センターの村田です。
状況も詳しく教えてくださってありがとうございます。
当店のWEBサイトにも
『・乱杭歯など不整列が著しい場合は、
手による歯の矯正だけではカッチリとした
アーチ に並び変わることは難しいですが、
できる限りの調整を行います。』
と記載させて頂きました。
もちろん出来る限りのことをさせて頂きますが、
相応の大きい不整列がある場合は、
手による施術ではご希望に沿うのがそもそも難しい可能性があります。
施術との相性もございますので、
まずは一度当方の施術をお試しいただいてから、
2回目以降も継続されるかについてご検討頂けますと幸いです。
歯科矯正は、大変で時間とお金もかかるものではありますが、
信頼できるところでは確実に望む成果が得られると思います。
↓私のクライアントからご厚意で提供頂いた動画です。
私も見て驚きましたが、たしかに本物だと思われます

コース選択については、
手短に歯だけの施術を受けたい場合は5分か15分、
頭蓋骨や体の歪み・つらさもひっくるめて改善されたい場合は30分か1時間をお選びください。
【後日追伸したメール】
追伸
ムラマサ骨格矯正センターの村田です。
先日はお問い合わせありがとうございました。
先日のメール対応を経て思うことがあり、
当店のWEBサイトを見直しておりました。
WEBサイトの歯の矯正に関するページは
カイロプラクティックの同業の文章作成者の方に作ってもらったものをベースに私が修正を加えたものです。
文章作成の方は、お読みになる方にできるだけ前向きな気持ちになってもらえるようにという趣旨で、とても素晴らしい文章を書いてくれました。
ただ、その文章の素晴らしさから、
乱杭歯のような著しい不整列のある歯列でも
手による施術で、ピタッときれいにU字に収まってしまうような期待を促してしまうのではないかという印象も、
あらためて読んでみると受けてしまいました。
今回お客様のご連絡内容から、そういう期待を持たせてしまったのではないかという懸念から、前回の返信をさせて頂いたのですが、
もし「WEBサイトの雰囲気とメールの返信の雰囲気・ノリが違うのではないか」
と困惑させてしまったら申し訳ないと思いました。
WEBサイトの歯の部分のページについては現在文章を私自身の言葉で修正中で、 明後日までには修正したものをアップする予定です。
(⇒すでに修正しました)
当店の施術は、歯科による歯列矯正とは大きく違うコンセプトで行います。
歯科矯正の対象は「歯の並び」そのものであり、
当店の施術の対象は「本来柔軟性を持っているはずの歯・歯茎・上顎に過剰なこわばりがあれば、それを解放する」ことです。
その解放の際に、自然に歯の列が整う部分を、歯列矯正としてWEBサイトに出しておりました。
歯周りの骨格的な構成としては、おおまかに下記のようになっています。
上顎:
歯>歯根膜>歯茎(歯槽骨)>硬口蓋(上顎骨の一部)
下顎:
歯>歯根膜>歯茎(歯槽骨)>下顎体(下顎骨の一部)
◆参考画像
歯槽骨≒上下にある歯茎のU字の連なり。
硬口蓋≒口腔内の天井にあたるところ。

歯根膜≒歯と歯茎の隙間の接着シートに当たる部分。
下記の緑線で囲んだ部分にある、紫色の線の集合体。
下記の画像では本数が少ないように見えますが、
実際はびっしり生えて連なり膜状になっています。
だから歯根膜と呼ばれます。

※上記画像はwikipediaより拝借
当店は
歯根膜については、指先を使って大体500g位の力で歯を押すことによって強張りを解放し、
歯槽骨、硬口蓋、下顎骨は、
金属のフレームを少し曲げる(たわませる)ようなイメージで矯正します。
本来、歯槽骨・硬口蓋・下顎骨はカチカチのセメントのような硬いものではなく、わずかにですが確実に押せばたわむ柔軟性が指先で感じられます。
しかし、こわばってしまった歯槽骨・硬口蓋・下顎骨にはたわみが無いか非常に少なく、その周辺・顔の表面に至るまでの筋肉は緊張し、血流は阻害されて顔に若干のむくみがでたり、肌艶が悪くなったりします。
(医療機関で問題とされるほど大きい問題ではないですが、私が見てきた限りでは相応に大きな違和感が出たり、顔の非対称などを生じることがあります)
個人差がありますが、これは年齢とともに進んでいく傾向があるように感じます。
上記の歯根膜と歯槽骨のこわばりを取ると、
施術前に極端だった歯列の歪みが
若干ですがきれいな列になって、
かみ合わせ・顔の表面・肌艶やむくみが改善するケースを多く見てきました。
(無論個人差はあり、サービスの性質上
成果を保証できるものではないのですが)
歯の整列の綺麗さは若干ですが、
歯のアーチの狭さなどは、かなりわかりやすく改善することもあります。
また、歯列の改善度合いに関わらず、頭全体の歪み・健康状態に対して
影響の大きい部分ですので、矯正すること自体には大きな意味があり、
当店の頭蓋骨矯正の中では非常に重要な役割を持たせて組み込んでいるものです。
もし、懸念されているのが「歯の並び」そのものにしかないであれば、
信頼のおける歯科による歯列矯正のほうが確実だと思いますので、そちらを迷わずご検討ください。
歯の並びと、それに関係する頭蓋骨・歯根膜・歯茎の歪みをまとめて調整されたいということでしたら、ぜひお力になれたらと思います。
以上、長くなって申し訳ございませんが参考になさってください。
ムラマサ 村田
※その他の関連ページも合わせてお読みください。
・歯の手技調整について
・歯列にかなり大きな乱れがある人の場合
(歯の手技矯正に関する補足解説)