【ムラマサ日記2016/3/30】
尾てい骨の出っ張り 仰向けになると痛い方の対応(仙骨)
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丁度一年前ごろに、
尾骨の調整に関する日記をアップしました。
2015/03/19 本日の対応例 (骨盤・股関節・尾てい骨の突出)
一般的な仙骨 |
後方に尖ってしまっている仙骨。
仰向けに寝て先端が
床に当たると痛い。 |
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この日記を見て施術のオーダーを頂きました。
海外出身の女性でしたが、日本語はペラペラでした。
お問い合わせ▼
『私は、今35歳なんですが、子供の頃10歳の時
尾てい骨を骨折したんです。
今は痛みは無いですが、最近ヨガを始めたら、仰向けになるときに、
尾てい骨が床に当たってちょっと痛みがあります。
様々なポーズができないんですね。 これは治りますか?先生。 』
回答▼
『施術してどの程度良くなるかは、 実際にお身体を拝見し
施術しないとわかりませんが、 同様のお問い合わせを受けて
対応した結果、 個人差はありますが改善しないケースは
ありませんでした。
ご都合よろしいときに一度拝見出来たら幸いです。
よろしくお願い致します。』
実際にご来店くださったので、
ご希望を少しでも叶えるためにできる限りのことをしました。
対応内容の一部↓
(1)仙骨の先端の硬くなりすぎた部分を若干柔軟にしてしならせる
(ガチガチに硬いのと少しでも柔軟性があってしなるのでは、
床に当たった時の痛み方が全く違う)
↑赤丸の部分が仰向けに寝るときに床に当たる
(2)前傾ぎみだった仙骨を後方に起こす
仙骨が前傾していると、
先端が床に当たるときに
より強い痛みが発生する |
⇒下記のようになるよう
仙骨の角度を調整 |
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(3)固まっていた仙腸関節(下の赤丸)を柔軟にし、
真ん中の仙骨を奥に押し込む。
(仙腸関節の硬化も、仙骨が床に当たるときの痛みを
促進してしまう可能性がある)
などなど。
一通りのことを精いっぱい尽くして、
「仰向けに寝てみて、塩梅はいかがでしょうか??」
と伺ってみると、ちょっと残念そうな顔をされています。
どうやら矯正によって、仰向けになった時の痛みだけではなく、
『後方に出っ張った仙骨がものの見事に丸くなるのでは!』
と大きな期待を胸に来店されたようです。
(仙骨はかなり後方に出っ張っておりました)
さすがに仙骨の形を大きく変えるのは手技では難しいんです。
1年前の私の日記の文筆で過大な期待を抱かせてしまったようで
大変申し訳なかったな。。。m(_ _;)m
と思って日記を修正しようかと思っていた矢先、
大変嬉しいメールが届きました☆
『今晩は先生。
今日、帰って来てちょっと頭痛がありました。
で、夜ヨガをやったら、凄かったんです。
今まで、無かった変化がありました。
仰向けになりやすかったり、
様々ポーズを取る時に骨が当たるけど、
痛みが無かったです。
本当に嬉しかったです。
これは、先生のおかげです。
ありがとうございました。
また、続けていきたいと思います。』
ということで、大変喜んで頂けたようです。
本当に良かった。
(2018/8/28追記:
上記のように、すぐにその場で効果が出やすい方は、
骨盤周り・仙腸関節に強い緊張がある場合のようです。
この後、仙腸関節にある程度の柔軟性がある方の対応をしたところ、
残念ながら「うーん、あまり変わらない」という反応になりました。
回数が足りないのか、そもそも難しいケースなのかは1度で判別が難しい。
あまり尾骨の出っ張りに対応した施術店=受け皿が無いため、
なんとか少しでも改善能力を高めたいところです。
努力してまいります。)
同様のことでお悩みの方は一度ご相談下さい。
今後も施術に励んでいきたいと思います。
※
1年前の日記にも、骨の『形』に関しては大きくは修正できない旨
追記しておきました
~終わり~
※施術をご検討の折にはご一読お願いします
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