【ムラマサ日記】
オーラルフレイル・口腔機能低下症 |
先日2020/11/9、NHKの番組でオーラルフレイル・口腔機能低下症の特集が放映されていました。
普段私が頭蓋骨矯正の現場でチェックしている項目が
オーラルフレイル・口腔機能低下症のチェックと重なっているので興味を持ちました。
TVで専門家がチェックしていた項目
(1)口腔衛生(舌がコケで汚れていないか)
(2)口腔乾燥(のどが渇きやすいか)
(3)噛む力(噛む力が強いか)
(4)運動機能(発声を細かく機敏にできるか)
(5)舌の力(舌の力が強いか)
(6)咀嚼機能(食物を歯で噛み切りすりつぶす)
(7)嚥下能力(食物を正常に、肺でなく食道に飲み込む)
上記のような感じでした。
※気になる方は下記のサイトで詳細をご確認ください
NHKあさイチ 知らないと怖い!“オーラルフレイル”
https://www1.nhk.or.jp/asaichi/archive/201109/1.html
なぜこんな特集が組まれるのかというと、深刻な社会問題にかかわっているからのようです。
口腔機能の低下で死亡率が激増するとのこと。
誤嚥性肺炎による死亡者で年間で4万人もいるそうです。
怖いですね。知りませんでした。
数年前にムラマサの祖父が肺炎で亡くなり悲しかったですが、
誤嚥性肺炎だったのかもしれませんね。
ムラマサが頭蓋骨・口腔内の施術時にチェックするのは、
下記の3つです。チェックの目的・方向性もTVとは違いました。
(1)口腔衛生 ~口臭が臭くないか~
(備考:歯の隙間には猛烈に臭い、腐った食べカスがつまっていることがあり
虫歯の原因になってしまう。歯間ブラシを使うと一発で判明。また、口が臭いと、周囲にいる人が指摘したくてもしづらく、複雑な心境になってしまう。
ただし、施術者としても指摘はしづらい。過去に、頑張って常連客のお1人様に指摘したところ、ご来訪がぴたりと止まったトラウマがある)
(2)口腔乾燥 ~のどが渇きやすいか~
(備考:唾液には、体の代謝を上げ、肌・体の若々しさを保つ天然のダイエット成分パロチンなどが含まれている。フレッチャーイズムの逸話もこれの話だと思われる。
無料で自分の体から泉のようにダイエット成分が湧き出ているのに、それを飲まないのは勿体なさすぎる。
クライアントへの施術で唾液を強制的に出させる際、最初変な苦い味がしたと訴えられる場合がある。
唾液腺の管に詰まっていた腐った唾液のカスが流出したと推測されるが、その後は無味の唾液がドバドバ流れる。やってよかったと思う時。)
(4)運動機能 ~ろれつが回っているか、しゃべりづらさのストレスを感じないか~
(備考:これが、短期的には非常に深刻な問題だと思う。
口の中の天井=頭蓋骨の口蓋周辺の問題で頭蓋骨と体の循環が阻害されて、頭が膨らんでいる人が多い。頭のふくらみがパンパンな高齢者は高確率でロレツがまわっておらず、口蓋を調整すると頭が急にしぼんで流ちょうにしゃべるようになることが。
若者ではロレツが回りにくいことはないが、全身が痛みに対して過敏になったり、頭痛・体の痛みや倦怠感で日常生活がままならなくなることがある模様。それで病院での診断を受けると、まれに精神疾患や線維筋痛症などの診断を受け、薬剤服用の日々が始まるケースもある。)
長くなってしまいましたが、あさイチのおかげで、
世の実情を知るいい機会にまた一つ恵まれました。
オーラルフレイル・口腔機能の低下に関しては
自分の施術も役に立てそうなので、張り合いがあります。
こういった方のサポートができるように体制を整えていきます。